映画の公開され最新刊は何96巻を迎える名探偵コナン。
平成を代表する探偵漫画ですが、
あまりにも話を引っ張り過ぎて挫折している方も多いのではないでしょう。
かくいう私もその一人です。
引っ張りすぎて飽きたと思っている方でも実は面白い作品だということを、
この記事で再認識していただければ幸いです。
コナンは引っ張りすぎで飽きた。いい加減はよ終われと思ってたけど超面白いと今更気づいた件
コナンは引っ張りすぎで飽きた…という気持ちはわかる
コナンが始まったのは1994年。
実に25年以上続く長寿漫画です。
ストーリーはおなじみ高校生探偵工藤新一が、
謎の黒ずくめの組織に薬を飲まされ体が小学生に縮んでしまうところが始まります。
そしてその黒の組織を主人公の工藤新一改め江戸川コナンが追い続けるわけですが、
その黒の組織のトップである「あのお方」の正体が分かったのは何と2010年代のことでした。
連載開始から20年以上経っているのです。
しかも連載が長引く事に重要キャラクターは増えるばかりで、
風呂敷は広がるばかりなのです。
そして、合間合間に関係のない殺人事件や強盗事件、
あるいはサブキャラクターであるはずの怪盗キッドの事件など寄り道が続きまくりなのです。
コナンはいつまでやってるんだ、いい加減はよ終われと切れてた時代が俺にもありました
ちなみにコナンが始まった頃に同じ頃に連載していた漫画と言うと、
サンデーでは
- 犬夜叉
- からくりサーカス
- 烈火の炎
他紙では
ジャンプでるろうに剣心、マガジンではGTO、
そしてライバルと言っても良い金田一の少年の事件簿がありました。
このラインナップを見てお分かりかと思いますが、殆ど連載が終了しています。
それどころかコナンより後から始まり早く終わった漫画も少なくありません。
というか、ほとんどの少年マンガがそうです。
あの70巻以上続いた NARUTO や BLEACH でさえコナンの連載期間のうちに始まり、
そして終わって行きました。
同じサンデーの中では高橋留美子先生が、
犬夜叉を始めて終わらせそ、して境界の RINNE を始めて終わらせました。
ジョジョの奇妙な冒険で言うと第4部が始まる頃に連載を開始し、
そして今現在第8部に至るまでコナンは連載を続けていることになります。
ファイナルファンタジーで言うとスーパーファミコンの6が発売された頃に連載を開始し、
PS4の15が出てもなお、連載を続けています。
キングダムハーツは長い長いと言われていますが、
それでもコナンの歴史に比べれば半分以下の歴史にしか過ぎません。
でも超面白いと今更気が付いたんです
コナンが続いてる理由はもちろん人気があることは間違いないのですが、
「サンデーの売上を落とさないために連載を続けているのでは」
と穿った見方をする方もたくさんおられます。
もちろんその見方も一部分は正しいのでしょうが、真実は必ずしもそれだけではありません。
ドラゴンボールも終わらせたかったけど、終わらなかった。その結果、めちゃくちゃ面白かった
例えばあの名作ドラゴンボールはそもそものスタートのきっかけとして、
「ドクタースランプを書きたくなかった」という地点から始まっています。
ですので、鳥山明先生はドラゴンボールの話の展開を殆ど考えていませんでした。
実際にコミックス3巻辺りではアンケートも下位をふらふらしていたのでが、
名編集鳥嶋の手によって天下一武道会が考案され人気を取り戻して行きました。
その後ピッコロ大魔王や、サイヤ人襲来といったシリアスな展開が続き、
フリーザ編で戦闘漫画としてのピークを迎えたのは皆さんもご存知かと思います。
しかしそれもあくまで編集者の力で会って各シリーズが終わるごとに、
鳥山明はどうにかして止めようということばかりを考えていたと言われています。
実際ピッコロ編が終わって「あとちょびっとだけ続くんじゃ」と亀仙人のセリフがあったものの、
その後20巻以上のコミックスを発刊し続けています。
シャーマンキングはまさかの打ち切り最終回でひどかった
かたやシャーマンキングはどうかと言うと、
シャーマンキングは平成中期に連載していたジャンプの人気漫画ですが、
これは何と打ち切りで最終回を迎えてしまいました。
最盛期にはアニメ化もされグッズの売り上げも良かったのですが、
連載末期にはドベいわゆる巻末をうろうろする不人気漫画となってしまいました。
物語は一応終盤には入っていたのですが、
最終的にラスボスのハオを倒すところまでは描くことが出来ず、
最終ダンジョンの途中で主人公たちが睡眠休憩に入るという、
空前の投げやりエンドでした。
ちなみに筆者はシャーマンキングのファンで、
当時学生だった私は毎週毎週シャーマンキングおを楽しみにしていました。
最終回がセンターカラーで掲載され未完で終わった時に呆然としたのを覚えています。
それを考えれば、コナンの作者は引き伸ばし引き伸ばしと言われてはいるものの、
ジリジリと真相に近づいてはいるので、読者との約束を果たそうとしているという点では、
まだ信頼におけるというものです。
(ちなみにシャーマンキングは完全版で真の最終回を描き、信頼を取り戻しました)
コナンの面白さは、別のアニメを見ればわかる!
そして何よりコナンの凄さを感じるには他のアニメを見るのが一番です。
なぜならばコナンは毎年毎年劇場版で新作を発表しており、
興行収入も何と100億円に達する勢いで人気を上昇させているからです。
毎年アニメ映画を作るという点ではもはや日本には
- ポケモン
- クレヨンしんちゃん
- ドラえもん
くらいしか残っていません。
あのワンピースやナルトでさえ毎年アニメを作ることはかなってはいないのです。
これは週刊連載漫画としては驚異のことと言ってよいでしょう。
是非他のアニメのクオリティとコナンのクオリティを比べてみてください。
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