カメラを止めるなには原作があります。
原案となった舞台がghost in the boxと言います。
私はカメラを止めるなもghost in the boxも実際に見てきました。
舞台を見てきたんです!! ちゃんと!!
他のサイトでも原作の比較とかやってきますけど、
申し訳ないけど、ハッキリ言ってこの人たち本物を見てないです。
繰り返しになりますが、舞台DVDではなく、劇場で見ました!
だから、生の迫力とか雰囲気もよく分かった上で映画カメラを止めるなとの比較を行います。
そして、どちらが面白いかというと、ぶっちゃけ映画版の方が面白いと私は思います
では、これからカメラを止めるなとその原作になった、Ghost in the boxのあらすじや内容の違いを徹底的に比較していきます。
もちろんネタバレになりますので、以下は注意してご覧ください
カメラを止めるなと原案舞台ghost in the boxとの違いや類似点を徹底解説
カメラを止めるなと原案舞台ghost in the boxのあらすじを比較
カメラを止めるなのあらすじ
冒頭の30分は、ゾンビ映画が始まります。その後実は映画が一発撮りであったことが分かります。
一発撮りの裏でどのようにスタッフが集められたか、キャストが集められたかを描いた後、撮影の裏側を1時間かけて追い続けます。
最初はホラーの雰囲気ですが、中盤以降は完全なるコメディで、最後も感動的なクライマックスで終わります
原案舞台ghost in the boxのあらすじ
三最初は古い洋館でから始まります
笑窓が割れたり、奇怪な音がしたりと怖いことがたくさん起こります
最後はマッドサイエンティストが高笑いをして恐怖のどん底に陥れられます
笑特に感動的なこともなく笑いも起きず、最後まで怖いままです
冒頭の30分がホラーであることは、カメラを止めるなと同じ
後半は同じ部屋の二階から始まります
部屋の二階には撮影スタッフが、潜んでおりモニターで1回の様子を撮影しています。
そこで工事現場が音を出したり、予想外の訪問者が来たりなどしててんやわんやの装いが続きます。
二階の部屋には1回の役者陣がやってきたりします。
劇中劇である構造はカメラを止める奴と同じです。
しかし、最後はその撮影スタッフの中に実は本物の幽霊が混じってることが分かります。
結局劇中の人物にはその幽霊が誰だったかは分かりませんが、
観客にはADが幽霊だったことが分かります。
幽霊は成仏できずに、留まっていたのですが、撮影を通じて成仏できるようになったのでした。
カメラを止めるなと原作舞台ghost in the boxとの違い・類似点を比較
カメラを止めるなと原作舞台ghost in the boxとの違い
あらすじがわかったところで、カメラを止めるなと、原作舞台GHOST IN THE BOXの違いを見てみましょう。
・オチが違う
一番の違いは最後のオチです。
映画はゾンビ映画のラストシーンを高角度で撮影しなくてはいけないところを機材が壊れてしまったため、組体操のピラミッドをスタッフで創り上げ、そのてっぺんからヒロインを撮るというものでした。
舞台版ではどうだったかというと、そもそもホラー映画のラストシーンが高角度の撮影ではありません。
前述した通り、マッドサイエンティストの高笑いです。
そのシーンも外の工事現場の音で邪魔されますが、結局は撮影も完了します。
映画は撮影終了後エンドロールに入りますが、舞台は取り切った後に、
スタッフが撤収する場面も描かれ、最後はスタッフの一人が実は幽霊だったことも分かります。
・登場人物が違う
映画の主人公は売れない映画監督です。
奥さんも役者で、娘もスタッフです。
大阪弁のプロデューサーや、飲んべえの役者も出てきます。
舞台は群像劇で主人公らしい主人公はいません。
映画版では監督も出演していますが、
舞台版の監督はあくまで監督で映画シーンには全く出てきません。
人物のバックグラウンドも映画ほど彫り込まれておらず、
監督が売れていない話や、プロデューサーも出てこず、あくまで撮影の話に終始します。
・カメラを止める奴はゾンビ映画だったけど、Ghost in the boxはホラー映画
映画版はゾンビ映画ですが、舞台はホラー映画です。
ホラー映画の中身は旧日本軍の実験施設という設定は映画版と同じですが、
怪音が鳴ったり、勝手に物が動いたりと雰囲気重視な和風テイストホラーです。
生でゾンビが出てきたら、怖すぎますよね・・・
カメラを止めるなと原作舞台ghost in the boxとの類似点
・映画を撮影してるのと劇中劇の構造は同じ
ホラーとゾンビという違いはあれど、映画を撮影しているのは同じです。
さらに前半は映画の撮影シーンで、後半は裏側を描くというところは共通しています。
前半怖がらせて、後半は笑わせるという構成ですね。
結論 カメラを止めるなと原作舞台ghost in the boxは大分違いがある
大枠の話の組み方は同じです。
違うのは他人の設定とかディティールですね。
映画の方が設定が細かいです。
舞台の方はあまり作り込まれていませんがスピード感で押しています。
好みの違いと言えばそれまでですが、個人的には映画版の方が面白かったです。
舞台版の作者が一時期表記を巡って揉めましたが、ちょっと原作と言い切るには厳しいかなと思います。
舞台版の DVD 発表なくなってしまったのでどちらが面白いかを知るのはもう少ないです。
ですが、発表を見送ったところを見ると、やっぱり映画と違うことを本人も分かっていたのかもしれませんね。
以上、【原作比較】カメラを止めるなと原案舞台ghost in the boxとの違いや類似点を徹底解説でした。