北斗の拳が面白くない人のためになぜ人気でどこが面白いか解説

スポンサーリンク

ジャンプの人気作品だけど面白いの?

バラエティでたまに出てくるけどどうしてそこまで人気なの?

というあなたの北斗の拳に対するマイナスイメージを今回は払しょくします

この記事を読んだらわかること

  1. 北斗の拳は悪党のボケにケンシロウがツッコむギャグ漫画という見方もできる
  2. 北斗の拳の人気の秘密はそのユーモラスさと、人間の愛を描いた濃密なストーリー
  3. グロさや陰鬱さが苦手でもギャグ要素に目を向ければ楽しめる

 

スポンサーリンク


北斗の拳が面白くない人のためになぜ人気でどこが面白いか解説

北斗の拳はどんな話か解説

北斗の拳はかつて少年ジャンプで連載されていたバトル漫画です。

連載されていたのは1980年代~1990年代のいわゆるジャンプ黄金期。

物語は最強の暗殺拳・北斗神拳の伝承者であるケンシロウが

ライバルである南斗聖拳のシンに連れ去られた許嫁・ユリアを取り戻すために

核戦争で荒廃した世紀末の日本を旅するところからはじまります。

シン打倒後は仲間たちと旅をしながら各地の強敵たちと戦います。

世紀末の日本は同じ北斗神拳を学んだ兄弟弟子たちや

南斗聖拳の伝承者たちが圧倒的な力でもって悪党たちをまとめあげている世界。

それぞれが領土を持っており、拳法家たちの戦国時代であるという言い方もできますね。

劇中では「南斗乱れるとき北斗あらわる」というフレーズがよく登場し

ケンシロウは北斗神拳の伝承者として運命に導かれ

南斗聖拳の伝承者たちと友情を深めたり、あるいは対決することになります。

この作品は前編と後編に分けられるのですが

前編では最後に、かの有名なラオウとケンシロウの戦いが繰り広げられます。

「我が生涯に一片の悔いなし」という漫画史に残る名言もこの戦いの

決着時にラオウが発したものです。

前編から10余年の月日が流れた後編では元斗皇拳のファルコと戦って親友となり、

中国から名を変えた修羅の国に渡ります。

修羅の国ではファルコが戦死し、ケンシロウがラオウの実兄であるカイオウに

大敗するなど波乱の展開が続きます。

しかしケンシロウは最強の男。

最後にはカイオウにも打ち勝ち、無事日本への帰還を果たします。

その後は前編のように各地の悪党を倒したり問題を解決して旅をし、

物語のラストではこれまた超有名な「お前はもう死んでいる」という

セリフで締めくくります。

北斗の拳のストーリーを簡単に説明するとこんな感じです。

実際にコミックスを読んでいると超人的な強さのキャラクターにも

人間的な弱さや共感できる目的があるため感情移入ができます。

そのほかにもかっこいい技や

紹介しきれない名言の数々が登場し、全27巻というボリュームでありながら

その倍の巻数を読んだような満腹感があります。

近年ではギャグ漫画としてスピンオフも「DD北斗の拳」「北斗の拳イチゴ味」

 

北斗の拳は迫力のある劇画タッチの作画やシリアスな世界観が特徴の作品ですが

近年ではスピンオフとしてギャグ漫画化されています。

丸々とした可愛らしいデザインにデフォルメされ、核戦争が起こらなかった日本で

ケンシロウたちが現代日本を懸命に生き抜く「DD北斗の拳」。

作画はそのままにセリフや世界観が面白おかしくなっている

「北斗の拳イチゴ味」などがそれに該当しますね。

原作の作画や世界観とのギャップが笑いに転じやすいからでしょうね。

いずれも原作ファンからするとシリアスなシーンが多い本編の合間に読みたい

清涼剤のような印象を受けます。

北斗の拳って何が面白いの?

先ほどの説明で興味をひかれた方がいれば幸いですが

そうでない方にも北斗の拳の魅力が伝わるように、次は面白さを紹介します。

北斗の拳はギャグ漫画という見方もできます。

これは原哲夫先生が明言されています。

何故?この漫画のどこにギャグ要素があるの?という方に説明しますと

これは悪党の悪行をボケ、ケンシロウの成敗をツッコミとする見方です。

ケンシロウは口数が少なく寡黙でクールな男ですが意外とノリが良く

彼らのセリフや考え方をそのまま返すようなやり方の成敗をよくします。

例えば有名な「汚物は消毒だー!」というモヒカン雑魚のセリフ。

南斗聖拳最強の男・サウザーの部下であるモヒカンは

火炎放射器で主の行進を妨げる民衆に「邪魔するなら燃やすぞ」と言わんばかりに

炎を散らします。

そこに現れたケンシロウは「お前の言うとおりだ。汚物は消毒すべきだな」と

言いながら火炎放射器を強奪し、モヒカンを燃やします。

北斗神拳の技ならもっと手早く倒せるのに、わざわざ武器を奪ってまで

 

因果応報的な死に方をさせたのです。

ほかにも修羅の国編では語尾に「~アルよ」とつけるのが口癖の

悪党雑魚に対して強敵・ハンの居城の場所を問い詰めます。

「しらないアルよ!」と言う雑魚に対して

「あるのかないのかどっちなんだ」と問い、最後には倒してしまいます。

しかも直後に自力でハンの居城を見つけて「あれか・・・」とつぶやきます。

無駄に殺された雑魚、もはやどちらが悪役か分かりません。

わざとやっていると思われても不思議ではありませんね。

ケンシロウ以外でも雑魚への制裁がユーモラスなキャラクターがいます。

目隠しした状態で女性を追い回すのが趣味という変態雑魚が

近くにいた人物に抱きつき、「やけにでかい女だな」と言いながら目隠しを外すと

そこにいたのはラオウ。

ラオウは特に何も言わず、ビンタで首だけ吹き飛ばすという制裁をします。

このシーンは笑わずにはいられませんでした。

ケンシロウの宿命のライバルであり同門の兄弟子のラオウ。

長兄も末弟も、そろいもそろって似たようなことをするのがシュールです。

このようにケンシロウをはじめとした実力者たちは

 

雑魚の制裁に対してはノリや因果応報を重視したようなやり方をしており、

そこが面白いですね。

本人たちも心のどこかで面白がっているのかも…。

北斗の拳はなぜ人気なの?

北斗の拳が今日でも次世代の読者たちに愛される理由。

それは前述したシリアスな世界観とギャグ要素のギャップもその一因ですが

最大の理由は「愛をテーマにしたストーリー」であると言えます。

北斗の拳を知らない方にこれを言うとよく驚かれるのですが

この作品は愛をテーマにしているのです。

随所で主要人物たちは愛について語っていたり

誰かが誰かを愛しているという展開がよく見られます。

そもそもアニメの主題歌も「愛をとりもどせ!」ですし、

ケンシロウが旅に出る理由もユリアへの愛、

物語の大元である「シンがユリアを連れ去った」という展開も屈折こそしていますが

ユリアへの愛ですからね。

登場人物たちの愛を描いたバトル漫画というのは昨今では珍しくありませんが

1980年代に、複雑かつ美しい人間の愛を描き切った点が素晴らしいです。

さらに、舞台が暴力が支配する世紀末日本だからこそ、その愛も映えます。

北斗の拳が面白くない人のための楽しみ方

北斗の拳はグロテスクなシーンが多く、陰鬱とした世界観であるとも言えます。

当然心が痛むような悲しいシーンもあり、そこが苦手だという方もいることでしょう。

そんな方は先ほども紹介したようにギャグ漫画だと思って読めばよいのです。

原先生も明言されていますし、本当にそうなんじゃないかと思えるような

ケンシロウらによるユーモラスな成敗の数々は見ていて楽しく、

本来険しい顔つきで読むはずの漫画を笑いながら読むことができます。

特にケンシロウ。

因果応報にこだわって、わざわざ雑魚をひと手間かけて倒すあたりが

面白いです。

彼なら、その気になればパンチ一発でも倒せますからね。

そして倒される悪党たちは「あべし!」「ひでぶ!」「ばわ!」など

よくわからない断末魔をあげて死んでいきます。

これらの断末魔も有名ですね。

原先生の作画は細かいところまで描き込んでいるにも関わらず見やすく、

そこで繰り広げられる雑魚とケンシロウの漫才のような戦いは

陰鬱とした世界観の作品を楽しく読ませてくれます。

北斗の拳が面白くない人のためになぜ人気でどこが面白いか解説

「北斗の拳 雑魚」の画像検索結果

  1. 北斗の拳は悪党のボケにケンシロウがツッコむギャグ漫画という見方もできる
  2. 北斗の拳の人気の秘密はそのユーモラスさと、人間の愛を描いた濃密なストーリー
  3. グロさや陰鬱さが苦手でもギャグ要素に目を向ければ楽しめる

 

北斗の拳は基本的に「ケンシロウが悪党の噂を聞きつける→道中を邪魔する雑魚を面白く成敗→強敵とかっこいい技で戦う」の高低差がある流れで構成されている作品なので読んでいて退屈しません。あなたも是非コミックスをお手にとってみてください!

以上、「北斗の拳が面白くない人のためになぜ人気でどこが面白いか解説」でした。

ご覧いただきありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました