累の映画版あらすじと結末のネタバレをご紹介します。
土屋太鳳と芳根京子のダブル主演ですね
浅野忠信や檀れいも出演してます
映画累は、おもしろかったのでしょうか、つまらなかったのでしょうか。
こちらはまんが版の感想です
累(かさね)。原作漫画の結末ネタバレ。映画との違いの感想。面白いかつまらないか評価は
累の映画版あらすじと結末ネタバレ。原作との違い。芳根京子と土屋太鳳の演技の感想。面白いかつまらないか評価は
累の予告動画です。
累の映画版あらすじと結末のネタバレ。ラストはどうなる
まずは、累の映画版、あらすじと結末ネタバレです
映画。累のあらすじ
キスをすればその相手の顔と声を時間限定で乗っ取ることができる醜い顔の少女と、彼女を取り巻く周囲の物語です。主人公の累は伝説的な大女優の実の娘でありながら、都市伝説の口裂け女のように口がさけた醜い容姿をしていますが、女優としての演技力は抜群です。その演技力に目をつけられ、容姿は素晴らしいが演技力が乏しい丹沢ニナという女優の卵に出会い、彼女に成り代わって女優として大成していく話です。
累とニナの共犯関係は、二人ともにとってメリットしか存在しないと思われましたが、演出家の烏合を巡って、はたまた自分自身のアイデンティティを巡って対立していきます。
誰かの姿に成り代わって自分の才能を発揮する累の生き方は、よっぽどの利害が合致していて相性が良い相手でないと破滅していくので、役者としての成功と一人の人間としての破滅が隣り合わせです。
映画版「累」のあらすじとネタバレ
顔に傷があり醜い容姿だが演技力の高い累と、綺麗な容姿だが演技力の低い若手女優のニナが、特殊な口紅を使ってキスをすることで12時間顔を交換する話です。ニナは憧れである烏合が演出する舞台のオーディションに合格するため、累の演技力を利用することにしました。
ニナのマネージャーである羽生田の協力もあり、累はニナとしてオーディションに臨み見事合格します。その後、注目の若手女優としてニナは有名になっていきますが、雑誌のインタビュー記事に記載されていた趣味や休日の過ごし方が累のものであることに、ニナという存在が乗っ取られてしまうことを恐れていきます。
累の映画。結末のネタバレ。
一方、累は演出家の烏合に心を惹かれていき、烏合も累に心を惹かれていきます。烏合に憧れていたニナはこの事が許せず、累を騙して自分が烏合とデートに行きました。
デートから帰り累とニナが喧嘩している最中、ニナは持病により5ヶ月間の眠りについてしまいます。一度はニナになることをやめようとする累でしたが、累の親である淵透世を再現しようとする羽生田の説得により、ニナの顔を使うことを決めました。
ニナは目を覚ますと烏合の舞台は終わっており関係も終わっていることを知ります。累はニナに睡眠薬を飲ませ、顔を奪い続けて舞台に立つことを決めます。
ニナはその舞台を失敗させようと口紅を偽物とすり替えましたが、累の出番のうちに顔を元に戻すことはできませんでした。ニナの妨害を受けながらも累は最後まで舞台を成し遂げることができました。
累。映画とまんがの違いと共通点の比較
続いては、原作まんが累と、映画版との違いです。
原作まんがと映画では、どのような違い。共通点があるのでしょうか。
累。原作と映画の違い。映画はニナ編のみ
原作ではニナ編が最後ではないですが、ニナ編ではニナと累の共犯関係の結末を描いています。映画としては綺麗な終わり方をしていて、ニナは自分自身のすべてを乗っ取られたと悟って精神を病んでしまい自殺をはかります。累が欲しくてたまらなかった美しい容姿を持っていながら、精神を蝕まれていくところが印象的です。
累の感想。面白いかつまらないか評価は。芳根京子と土屋太鳳(ニナ)の演技
若手女優の土屋太鳳と芳根京子の体当たりの演技が見どころです。キスをして相手の顔と声を生きうつす累の持つ口紅の能力が設定として存在するので、とにかくキスシーンが多いです。
累の感想。土屋太鳳の演技の評判は
土屋太鳳と芳根京子という現代の人気女優の同性キスシーンを観ることができるのが見どころの一つです。それ以上に、舞台「サロメ」の鬼気迫る演技や身のこなしは、体育大出身でダンスに秀でている土屋太鳳にしか表現できないような演技が素晴らしかったです。
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累の感想。芳根京子の演技の評判は
芳根京子も、素顔は女優として活躍できるだけの美貌を持ちながら、特殊メイクの力はあったとしても累の持つ後ろ暗い雰囲気やどうしようもない狂気を上手く演じていたと思います。二人の素晴らしい女優の葛藤やジレンマが非常に見どころがあります。綺麗な容姿で生まれればそれで大成功というわけではない現実や、男女関係の難しさも描いた作品です。
累の感想。檀れいの演技の評判は
若手女優の素晴らしい演技はさることながら、累の母親で伝説的な女優役の淵透世を檀れいが演じているのですが、年齢は原作より上ではありながら有り余る浮世離れした美女感で圧倒してくれました。檀れいはこの世のものとは思えないほど美しい女優だということがあらためて分かった映画でした。
映画。累は面白いかつまらないか。評価と感想。
自分以外の誰かになりたいという願望は、累の様に特別醜い容姿ではなくても思うものです。初めは共感できるくらいの感情でしたが、次第に累の異常なまでの執着心が見えてきます。
この累の異常性が女優としての彼女の魅力でありこの映画の魅力でもあります。また、実社会としては二人のキャラクターを二人の女優がそれぞれ演じるというのも面白さがあります。
累とニナでは姿勢や話し方等、内面的にも外見的にも大きな違いがあるので、キャラクターの演じ分けという点には是非着目してほしいです。また、一人のキャラクターを二人の女優が演じるということにもなるので、二人で一人のキャラクターを作り上げて演じているといった点にも着目してほしいです。
また、ストーリーの中で出てくる舞台が実際に演じられているので映画の中の舞台を楽しむというのも面白いです。舞台のなかにはダンスのシーンもあり、様々なことに挑戦している女優に注目してほしいです。
原作を知らずに読んでもしっかりと世界観に引き込まれる作品になっているので、誰が見ても面白い作品だと思います。人の綺麗な感情ばかりではなく汚い感情も多く描かれているので、より人間的な部分を見ることができるのも魅力です。
累の登場人物とキャスト
累の登場人物とキャストも紹介します。
丹沢ニナ(たんざわ にな)は土屋太鳳
本作の主人公の一人、「美」の象徴となる丹沢ニナを演じるのは土屋太鳳さん。
ニナは美しい顔を持ちながらも、ある秘密のせいで女優として目が出ないため累と秘密の契約を交わすことになります。
淵累(ふち かさね)は芳根京子
もう一人の主人公。ニナの「美」と対比される「醜」のシンボル、淵累を演じるのは芳根京子さん。
伝説の女優を母に持ち、自身も天才的な演技力を備えているが容姿が醜いというコンプレックスを抱えています。
淵透世(ふち すけよ)は檀れい
累の母であり、伝説の女優だった淵透世を演じるのはご自身も宝塚のトップスターだった檀れいさん。
塗ってキスをすることでその相手の顔を一定時間奪い取れるという謎の口紅を形見として累に残します。
この不思議な口紅が鍵となり映画『累 ーかさねー』の物語は進んでいく事になるのです。
羽生 釿互(はぶた きんご)は浅野忠信
累の母、透世に世話になっていたという謎の男・羽生田釿互役には浅野忠信さん。
口紅の秘密を知る羽生田が土屋太鳳さん演じるニナと芳根京子さん演じる累を引き合わせます。
烏合零太 [うごう れいた]は横山裕
ニナと累が共に想いを寄せる新進気鋭の舞台演出家・烏合零太を演じるのは関ジャニ∞の横山裕さん。
この烏合をめぐるニナと累の欲望と嫉妬心が全開となったドロドロバトルも今作の楽しみの一つとなっています。
以上、累の映画版あらすじと結末ネタバレ。原作との違い。芳根京子と土屋太鳳(ニナ)の演技の感想。面白いかつまらないか評価はでした。