修行や組手以外での直接対決がなかった悟空と悟飯。
どっちが強いんだろう?と疑問に思うファンもいらっしゃることでしょう。
今回は強さ考察というドラゴンボールらしい考察記事です。
この記事を読んだらわかること
- 悟空は自分ではセルに勝てないことを自覚し、最初から悟飯に任せるつもりだった
- 悟飯の目には悟空とセルのフルパワーの激戦も手を抜いているように見えていた
- 超サイヤ人2に覚醒した悟飯はセルを圧倒し、なぶり殺しにするつもりだった
- 以上の点からセル編においては悟飯の方が強い
【結論】セル編での悟空と悟飯はどっちが強かった?
悟飯の驚異的な成長率
やっと完成しましたヽ(´▽`)/
このイラストは本当大変でした💧#レジェンズ#悟飯&悟空かめはめ波#模写 pic.twitter.com/mwM2ZS2BWt— ダイン (@room5627) 2019年4月5日
悟飯の潜在能力や成長の速さはZ戦士の中でも群を抜いています。
4歳でも、激昂状態の戦闘力は1307。
ラディッツは致命傷を負わされ、
スカウター越しに戦闘を傍聴していたベジータやナッパも感心していました。
その後ピッコロの稽古の甲斐あって5歳でその戦闘力をコントロール。
一歩及ばなかったものの、ベジータとナッパ相手に死なずに生き残っただけでも
すごいことです。
さらに1年もしないうちにその相手はリクームやフリーザにシフト。
まだ5歳なのにまたしても健闘。
その潜在能力は最長老によって引き出され、
成長率はフリーザですら驚いていました。
ベジータに至っては超サイヤ人に最も近い戦士であるとすら感じていました。
そしてセル編でついに覚醒。
超サイヤ人に覚醒したのが当時のサイヤ人の中で最も遅かったにも関わらず
1番最初に超サイヤ人2に覚醒し、誰も勝てなかった完全体セルを弄びました。
ブウ編ではアルティメット化。
ゴテンクスでも倒しきれなかった魔人ブウをウスノロと呼び圧倒しました。
最強クラスなのに戦闘嫌い
才能と師匠に恵まれている悟飯、Zでは本編を通して戦闘シーンが多かったため
ファン以外にはあまり知られていませんが実は悟飯は戦いが嫌いなのです。
ピッコロもセルゲームでは「悟飯は戦いが好きじゃないんだ」と発言していましたね。
夢は学者でどっちかというと勉強に時間を使っていました。
(チチの教育による影響が大きいでしょうが・・・)
セル編から魔人ブウ編までの7年の期間では修行をサボり
本来なら圧勝できるはずのダーブラにも苦戦してしまいます。
明確にそうであるという発言こそないものの
悟空やベジータに先を越されてしまっていたのは明らかでした。
ベジータにも修行をサボったことを怒られていましたね笑
【検証】悟空やセルを強いと思わなかった悟飯
今一番楽しみな奴…( ̄∀ ̄)
ただこの何も悟飯関係ない時期にこれがリニューアルされたということでフェス限悟飯2の望みがちょっと薄まっちゃった気がする…
LRのテレビ本編悟飯2、フェス限の劇場版変身悟飯でも作ってくれれば良いのになぁ笑
来月の悟飯の日にどうでしょうか pic.twitter.com/cCWtyaJtps— おぴけー(課題終わりかけ油断中) (@opkdokkan) 2019年4月7日
悟飯は精神と時の部屋での修行で覚醒、セル編の後半では発言だけで
最強の風格を感じさせました。
まずは修行を終えてすぐのカリン塔。
同じく修行を終えた悟空が気を最大まで放出し、カリン様や天界にいた面々は
その凄さに息をのんでいました。
しかし悟飯は意に介さず。
先輩の自慢話を聞いているかのような困惑した態度でした。
セルゲームでは悟空とセルの戦いを観戦。
両者は知恵と力を出し合ってフルパワーの激戦を繰り広げました。
悟空の「この戦いを見てついていけねえと思ったか?」という質問に
悟飯は「すごいと思わなかった、だって2人とも本気じゃなかったんでしょ?」
と返します。
まだ超サイヤ人2には覚醒していない悟飯。
それでも「父親とセルの本気があの程度なはずがない」と思い込み
2人の激戦を小手調べクラスの戦いであると判断したのです。
この発言にベジータやピッコロなど歴戦の猛者たちも驚愕。
それまで2軍だった悟飯が父親を超えた瞬間にただうろたえることしかできませんでした。
【考察】悟空対セル
#悟空の日
好きなシーンの悟空の画像貼るね
1枚目
・魔人ブウとの最終決戦の前のキビト神たちとの会話のシーン
2枚目
・クウラとの戦いでスーパーサイヤ人になったときのシーン
3枚目
・ブウ編でべジータとの戦いを止めようとした界王神とのシーン
4枚目
・セルに対しての降参のシーン pic.twitter.com/GXHrcyWIZk— poro (@Poro0580) 2017年5月9日
ドラゴンボールの中でも名勝負と名高い悟空とセルの戦い。
悟空とセルははじめて肌を合わせます。
両者は戦闘力や戦闘のセンスをいかんなく発揮。
完全体の力をフルに出して戦えることにセルは歓喜し
悟空もサイヤ人の血が騒いだのか、終始楽しそうにしていました。
しかしその結果はあっけないもので、悟空の降参に終わりました。
実はこの戦いは悟空にとっては悟飯へのアシストでありました。
セルを倒すのは自分ではなく悟飯だと感じていた悟空は
セルと全力の戦いを繰り広げ、それを悟飯に見せることで
悟飯がセルと有利に戦えるようにしていたのです。
悟空ははじめからセルを倒すのも倒せるのも自分ではなく
悟飯だと確信していたということですね。
【考察】悟飯対セル
セルゲームの悟飯覚醒のシーン見て泣いた。 pic.twitter.com/pzSLuJle3v
— いとうよしのり (@itodyon0414) 2019年4月2日
悟空が悟飯にバトンタッチをしたので悟飯はセルと戦うことに。
しかしまさか自分が勝てるとも、そもそも戦うことになるとも
思っていなかった悟飯は乗り気ではありません。
学者志望で優しい性格の悟飯は
「戦いが好きじゃない」「もうやめよう」と思いのたけをセルに打ち明け、
戦いをやめるようにセルを説得しようとします。
しかしそれでセルが改心するはずもなく、むしろ悟飯が本気を出すことを望み
セルジュニアたちに悟飯の仲間たちを攻撃するように命じます。
戦いが続き、セルの一声でZ戦士たちを殺しにかかるセルジュニア。
それを見ていた16号は隠れて観戦していたサタンに悟飯のもとまで
首だけになった自分を投げるように要求します。
16号は悟飯にセルと戦うように説得。
しかしセルは残虐にも、もはや部外者同然である16号を踏みつぶします。
これに悟飯が激怒。
怒りのままに叫びながら、また悲しみに涙しながら
超サイヤ人2に覚醒します。
(ここのシーンは個人的にドラゴンボールのなかで一番かっこいいと思います)
覚醒した悟飯はセルジュニアたちを瞬殺しセルと対峙。
一撃一撃にスピードとパワーと怒りが乗っており、セルはなすすべなく
いたぶられてしまいます。
師であるピッコロも「これが悟飯なのか」と開いた口がふさがりません。
さらに悟飯はセルの脳天にキックをぶち込み、そのあまりの衝撃は18号を吐き出してしまうほど。
悟空がフルパワーでセルと互角であったのに対し
悟飯はセルを完全に雑魚扱い。
「はやく止めを刺せ」と警告する悟空。
しかし悟飯は邪悪な笑みで「こんな奴はもっと苦しめてやらなきゃ」と言い放ち
セルを簡単には死なせないつもりであることを宣言します。
(皮肉にもかつて憎んだフリーザの「じわじわとなぶり殺しにしてくれる」発言と内容が似てしまっています。悟飯の場合は義憤の暴走ともいえますが。)
勝つことは前提であり、生殺与奪権が自分にあると思っていなければ
出てこない発言ですよね。
さて、結論を出しましょう。
- 悟空は自分ではセルに勝てないことを自覚し、最初から悟飯に任せるつもりだった
- 悟飯の目には悟空とセルのフルパワーの激戦も手を抜いているように見えていた
- 超サイヤ人2に覚醒した悟飯はセルを圧倒し、なぶり殺しにするつもりだった
以上の3つの点からセル編の悟空と悟飯は
悟飯の方が強かったということになりますね。
悟飯が最初から全力でセルと戦っていても間違いなく勝っていました。
セルの立場から見ると地球の破壊以外にどう転んでも敗北しかなかったので
悪役と言えどちょっと不憫ですね。
【おまけ】悟空とベジータの哀愁
P.S.元ネタがわからないナウなヤング達へ
これはドラゴンボールのセル編にて、悟飯には絶対に勝てないと悟ったセルが自爆して地球ごと道連れにしようとした際に、悟空が瞬間移動で自分の命と引き換えに地球を救います。その最後の瞬間に残ったZ戦士達へと残した名言です。 pic.twitter.com/OPRqYnWYVk— 砂糖るき (@rukiruki00) 2017年12月31日
カリン様に「セルの方がわずかに強い」と言われた時でも
まあそうだろうな、というような感じで納得していました。
そもそも頼みの綱が自分であると思っているなら
この発言を聞いてもう1度、精神と時の部屋に入っていたでしょう。
幼少期から死地を潜り抜け、激昂と覚醒を繰り返す息子を見、
その悟飯と共に修行をするなかで底知れない可能性を見出し
救世主の役割はすでに世代交代のときであると
悟空は感じていた、そう推測できます。
ドラゴンボールファンのスレッドでかつて「悟空に元気がないからセル編は暗い」という意見をみかけたことがあります。
私もそう思います。
悟空はセル編でも悟空らしいボケや能天気さを見せるシーンがありましたが
その元気は「無印の少年悟空のような無邪気さや天然さからくるもの」
には見えませんでした。
その元気は悟空にとっては心からの元気だったのでしょうが
どこか不自然というか、悲哀を感じるんです。
例えるなら
「健康な人間の心からの元気」と
「死期を悟った人間の心からの元気」は違いますよね。
悟空も最終的に死ぬことになるとは思ってはいなかったでしょうが
最強が、地球の救世主の役割が、自分ではなくなることへの寂しさは
本人も自覚しないまま心のどこかにあったのです。
(ブウ編でベジータに地球を救った回数を聞かれて、多すぎて数えられず困っていたので
少なくともその自覚はあったことがわかります)
少年時代は師匠やライバルの背中を追いかけてきた悟空が
青年時代からはいつも誰かに背中を追われ続けた悟空。
大人になって子供が生まれ、その最愛の息子が
自分を追い抜いて役割を引き継ぐことは
99%嬉しくても、1%は寂しかったのですね。
また、ベジータも悟飯の最強を認め
足を引っ張ってしまったことを謝り、
セルゲームが終わった際には戦士の引退を口にしました。
後に、トランクスの成長と共に戦いへの情熱は取り戻すことになるのですが
その時点ではライバルにも、その息子にも先を越されたことに
うちのめされた気分になっていたのです。
悟空と違い最強の座には明らかに固執していたベジータが
悟飯に謝り、「俺はもう戦わん」とつぶやくシーンは衝撃的でした。
もしかしたら自分を含めたった2人しかいない純粋なサイヤ人である
悟空の気持ちに、無自覚のうちに共鳴している部分もあったと私は考えています。
2人の人間味や魅力がまたひとつ見つかりました。
【結論】セル編での悟空と悟飯はどっちが強かった?
すいません、おまけが長くなってしまいましたね。
先ほどの結論をもう1度まとめると
- 悟空は自分ではセルに勝てないことを自覚し、最初から悟飯に任せるつもりだった
- 悟飯の目には悟空とセルのフルパワーの激戦も手を抜いているように見えていた
- 超サイヤ人2に覚醒した悟飯はセルを圧倒し、なぶり殺しにするつもりだった
- 以上の点からセル編においては悟飯の方が強い
ドラゴンボールZは悟飯の成長物語であるとも言えます。彼は戦いを嫌いつつ、守りたい命のためにZ戦士の最年少でありながらサイヤ人襲来編からブウ編まで常に最前線で戦い続けました。悟飯の活躍に着目して原作を見返すと違った魅力を見つけられますよ!
以上、「セル編での悟空と悟飯はどっちが強かった?」の記事でした。
ご覧いただきありがとうございました!
↓↓知らない人は損しすぎてます…↓↓
コメント