【呪術廻戦】交流戦が野球になった意味とは? 野球回は名作マンガの条件?

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呪霊との戦いも終わった京都交流戦はまさかの野球回に突入。

この斜め上の展開を一体誰が予想したでしょうか。

呪力を使って野球をするとはどういうことなのか、

これはもはや芥見先生の頭の中にしか答えはありません。

ですが野球をやったのには巧妙な計算が隠されていると私はにらんでいます。

結論から言うと「神漫画には野球回がある」からです。

 

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【呪術廻戦】交流戦が野球になった意味とは? 野球回は名作マンガの条件?

野球回を挟んだのはマンネリの打破

元々京都の交流戦に関しては1日目が団体戦二日目が個人戦になることが多いと

作中内では言われていました。

しかしミソだったのはこれは、あくまでも通例の展開であって、

必ずしも個人戦が行われるとは言われていなかったことです。

 

ちなみに団体戦から個人戦へ移るというモデルはナルトが挙げられます。

ナルトは中忍試験でチーム戦を行った後、個人戦に移って行きました。

似ているところだと、ハンターハンターの試験でも、

最初は自由に試験を受けていたのが、最後は一対一のトーナメント戦になっていきました。

(この場合は負けた人間が残っていく特殊なトーナメント制ではありましたが)

 

呪術廻戦もそのセオリーに乗ってるのかと思いきや、

団体戦を呪霊達に邪魔されたのをきっかけに

まさかの野球回へ突入したというわけです。

そもそもナルトやハンターハンターと違って、

高校1年生から3年生までしかいないという制限がある上に、

「団体戦の最中で特殊能力も披露されたキャラクターの個人戦をイチイチ見せつけられてもなぁ」

という意見はあったので、個人戦を避けたのは大英断と言えるでしょう。

そして何より野球回のある漫画は神漫画という裏セオリーがあります。

具体的な例を引いていましょう。

 

野球回がある神マンガ

例1 ドラゴンボール

まずはドラゴンボールです。

 

そもそもドラゴンボールの世界に野球があるのかよというツッコミは置いておきましょう。

原作で登場したのはセル編が終わり悟飯が高校に通うようになってから。

ここではご飯が外野守っておりホームラン性の打球を空を飛んでキャッチ、

そしてサードへものすごい勢いでボールを投げるという流れでした。

さらにはアニメオリジナルですが、ヤムチャが野球で大活躍するという謎の展開もありました。

ドラゴンボール超でも1話まるまる使ってヤムチャが活躍する回が描かれています。

 

例2 世紀末リーダー伝 たけし

さらに続けてトリコでも有名な島袋先生の世紀末リーダー伝たけし。

これはもはや野球編と言ってもいい内容でした。

たけし率いる野球チームがとても小学生とは思えない野球チーム相手に草野球を行います。

ギャグ漫画としてもレベルが高く読者には大好評のエピソードでした。

 

例3 はじめの一歩

続けてこちらはマガジンの漫画ですかはじめの一歩でも野球回があります。

これは沢村と間柴のチャンピオンタイトル戦が行われた直後、

ライバル両者が共倒れしたことを喜ぶ木村、青木と

一歩が仲直りするために行われた回でした。

ここでなぜか青木が野球が得意であることも発覚します。

メインで強いキャラクターよりも弱いキャラクターの方が野球が上手

という謎のセオリーがここではあります。

ドラゴンボールではヤムチャ、

リーダー伝たけしではなぜか最初はたけしではなくゴン蔵がピッチャーを務めていました。

この野球回は賛否両論で

「とっととボクシング進めろよ」という読者の声もあれば、

「面白いから野球だけやってろ」という声もあり、未だに評価は分かれています。

 

なぜ、野球回があるマンガは人気なのか

これら野球回のある漫画に特徴する点は何でしょうか。

私は二つあると思います。

  • ストーリーの運びに余裕がある
  • 観察力に優れている

 

ギャグ漫画であるたけしはともかく、

ドラゴンボール、はじめの一歩といったストーリー漫画で、

わざわざ一週間まるまる野球に使うというリスクは一体どれほどのものでしょうか。

ましてや呪術廻戦は人気漫画になったと言っても連載してまだ一年。

戦闘が盛り上がってきたのにわざわざ野球を挟むというのはよほどの度胸がなければできません。

2点目の観察力に関しては日本の子供たちが野球に詳しいという状況があります。

他のスポーツであれば、特にツッコまれるところはありませんが、

野球に関しては多かれ少なかれ多くの少年たちがプレイしているので、

何かおかしい点があればすぐにツッコまれます。

現にインターネット上では、

野球描写の甘いマンガに対するツッコミが山のようにあります。

たけしの場合はこれを逆手にとったともいえるでしょう。

みんなが野球が詳しいということを前提に、

野球関係のギャグをここぞとばかりにちりばめていました。

 

結論【呪術廻戦】交流戦が野球になった意味とは? 野球回は名作マンガの条件?

結論としては呪術廻戦が野球回を挟んだ理由は、

これまで続いていたシリアスな戦闘回からの箸休めと思われます。

しかしこのタイミングでわざわざ野球というチョイスをしたのはさすが芥見先生と言えるでしょう。

裏を返せば、今後ますますシリアスになっていく中、

このタイミングでしか野球回を挟むことはできなかったのかもしれません。

いずれにせよ、要所々々のギャグでは高評価を得ている芥見先生ですので、

今後展開される野球回も面白いものになることは間違いありません。

万々が一野球界そのものが面白くなかったとしても、

「野球回に入る」と打ち出しただけでこれほどの話題になっているのですから、

戦略的に見れば大成功といっても良いでしょう。

引き続き、呪術廻戦の動向に注目です。

 

 
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