白雪姫に続き第2号ディズニープリンセスである「シンデレラ」。
なんと白雪姫が公開されてから13年ぶりに登場したプリンセスなんですよね~。
東京ディズニーランドではシンデレラ城がシンボル的存在になっているので、
割と知名度が高く親近感の沸くプリンセスなんではないでしょうか。
そんな「シンデレラ」ですが
実は性格やストーリーに関して酷評の噂が…
そんな噂を探るべく、今回はストーリー・あらすじからシンデレラの性格・正体を確かめたいと思います。
シンデレラって本当は性格悪いしたたかな女でむかつく?ストーリーが嫌いとの評判が多いけど、どんな話だったかあらすじと最後を簡単に説明
「シンデレラ」作品説明。制作年から裏話まとめ。
- 1950年公開のウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作によるアニメ映画。
- 原作は、シャルル・ペローの童話『シンデレラ』。
- 馬のメジャーや犬のブルーノ、トレメイン夫人の飼い猫ルシファーなどの動物たちはディズニーオリジナルのキャラ。
- 日本初公開は、1952年。
- 初公開から1974年再公開時までのタイトルは『シンデレラ姫』だった。
構想期間は27年!第二次世界大戦の影響を受けながら制作された作品。
なんとウォルト・ディズニーはこの映画の構想に27年もかけていたんです。
1923年に企画を立案するも第二次世界大戦によるスタッフ不足の影響があり、あえなく中断。
1944年に企画を再立案し終戦後の1945年にやっと制作が開始されました。
ウォルトにとってシンデレラは並々ならぬ想いが込められているんでしょう。
「白雪姫」以降ヒットに恵まれず経営危機に陥っていたディズニー社を救った作品
プリンセスとしては第2号ですが、白雪姫以降もディズニー社は作品を複数発表していました。
例えば現在では名作と名高い
- ピノキオ(1940年)
- ダンボ(1941年)
- バンビ(1942年)
などなど。
しかし公開当時はヒットせず興行収入的には失敗続き。
次の作品でヒットを出せなければディズニー社は先がない状況でした。
そんな状況を救ったのが第2のディズニープリンセスとなった「シンデレラ」!
後にウォルトは「ディズニーアニメーションで一番好きな作品はシンデレラ」と答えていたんだそう。
シンデレラのストーリー・あらすじ
以下、Wikipediaから引用したものを分かりやすく区切っています。
実母が亡くなり再婚するシンデレラの父親
遠い昔、ある所にシンデレラという美しく優しい娘が立派な屋敷に住んでいた。
母親を早くに亡くした後、父親は妻の分までシンデレラを大切に慈しみながら育てていたが、まだ幼い彼女の身を案じ、二度目の結婚相手として新しい母親のトレメイン夫人と、その連れ子である二人の義姉・アナスタシアとドリゼラを迎える。
父が亡くなると本性を見せた継母
しかし父親が亡くなると継母は本性を表し、義理の娘であるシンデレラに辛くあたり、自分の二人の娘だけを可愛がるようになった。そして継母や義姉たちが財産を浪費したため、屋敷は荒れ果てていった。
シンデレラはわがままな上に意地っ張りで意地悪な三人にいつもいじめられては罵られ、ついには召使いとして扱われるようになり、家事を押し付けられ屋敷の外れにある塔の部屋に住まわされてしまう。
それでもポジティブなシンデレラ
しかし、シンデレラはきっと幸せがやってくる、いつかは夢が叶うと信じ、明るさと希望を失わなかった。
そんな彼女の味方は鼠のガスとジャックの仲間や小鳥達、馬のメジャーと犬のブルーノだった。
舞踏会の招待状とシンデレラへの条件
そんなある日のこと、お城の王子であるプリンス・チャーミングの花嫁選びを兼ねた帰国祝いの舞踏会を開くことになり、シンデレラの家にも招待状が届いた。
義理の姉達は大はしゃぎし、自身も行きたいと願うシンデレラに継母は、全ての仕事を片付け、ドレスを用意できたら舞踏会に行ってもいいという。
継母と義理姉からのイジメ。助けてくれる小鳥とネズミ
シンデレラは亡くなった実の母のドレスを手直しして着ていこうとしたが、三人は仕事をわざと多く押しつけ、ドレスが出来上がらないようにした。
そこで小鳥や鼠達が義姉達がいらないと言って捨てたサッシュやリボンを使い綺麗なドレスを作った。
しかし、舞踏会に行かせまいとする三人の悪巧みによって、シンデレラが自分達が捨てたものを盗んで使った泥棒だと勝手に決めつけ、ボロボロに破かれてしまう。
妖精の老婆が現れ魔法をかけられる
シンデレラはショックのあまり父との思い出の噴水まで走って泣いていたところ、彼女を励ますように妖精の老婆、フェアリー・ゴッドマザーが現れた。
フェアリー・ゴッドマザーが魔法の呪文「ビビディ・バビディ・ブー」を唱えて杖を振ると、瞬く間にカボチャが馬車に、ブルーノとメジャーは立派な従者と御者に、鼠達が白馬に変わっていった。
最後に杖を一振りすると、破かれたドレスは美しく輝くドレスに変わり、気が付くとシンデレラはガラスの靴も履いていた。「12時になったら魔法は解ける」という忠告を聞いた彼女は、カボチャの馬車に乗って王子のいる城に向かった。
シンデレラに一目ぼれする王子
その頃、城の舞踏会では王子が出席者たちにお目通りを兼ねた挨拶をしていたが、元々結婚するつもりなど毛頭ないためすっかり退屈してしまっていた。
そしてドリゼラとアナスタシアの番になった時、偶然現れたシンデレラの美しさに目を奪われダンスを申し込む。
そのまま二人は踊りながら会場を抜け出し、城の庭を巡りながら楽しいひと時を過ごすが、シンデレラは相手が王子だと気が付いていなかった。
12時で解けてしまう魔法
そして時計塔の鐘が12時を打った途端シンデレラは妖精との約束を思い出し、王子の制止を振り切って走り出した。
途中階段で靴が片方脱げてしまうが、シンデレラは拾う暇もなく馬車に乗り城を飛び出す。その一連を見ていた大公は慌てて兵士に馬車を追わせるが、魔法が解けてしまったため元の破れた服に戻ったシンデレラに気がつかず走り去る。
シンデレラは足に残っていた片方の靴を抱きしめながら「素敵な夢をありがとう」とここにはいないフェアリー・ゴッドマザーに御礼を言った。
残されたガラスの靴でシンデレラの捜索開始
翌日、城は突然消えてしまった娘の事で大騒ぎになっていた。そして、ガラスの靴にピッタリ合う足の持ち主を正式に王子の花嫁として迎え入れると大々的に発表し、この話はシンデレラ達の屋敷にも届いていた。
継母はこれがチャンスだと早々にドリゼラとアナスタシアをたたき起こし、シンデレラにも仕度を手伝うよう命令する。
そこでようやくあの時の相手が王子だと知り驚くシンデレラ。
そして浮かれながら歌を口ずさみ、部屋へ身なりを整えにいく。
継母に見抜かれ部屋に閉じ込められるシンデレラ
だが、継母はその歌声からあの時の娘がシンデレラだと見抜き、自分達の邪魔をさせないためこっそり後をつけ、部屋に鍵を掛けて閉じ込めてしまった。
しかし、一部始終を見ていたジャックとガスが義姉達が靴に悪戦苦闘するどさくさにまぎれて鍵を取り返し、途中ルシファーが立ちはだかるも、ブルーノの手助けによってシンデレラは無事脱出。
シンデレラにピッタリと合ったガラスの靴とハッピーエンド
諦めて帰ろうとした大公たちを引き止めさせた。
しかし、継母がわざと杖を出して使いを転ばせて邪魔をし、ガラスの靴は大公とシンデレラの目の前で粉々に壊れてしまった。
大公はせっかくの手掛かりが消えてしまったと嘆くが、シンデレラが隠し持っていたもう片方を差し出したことで事なきを得た。
もちろんガラスの靴はシンデレラの足にピッタリと合い、シンデレラは王子と結婚して幸せに暮らした。
シンデレラの簡単あらすじまとめ
- 継母と連れ子の2人にイジメられ、召使扱いのシンデレラ。
- 魔法使いの助けでレディに変身し舞踏会へ。
- 王子様と恋に落ちるが魔法が解ける前に逃亡。
- けれど階段に落としたガラスの靴のお陰で王子と無事再会。
シンデレラのプロフィール
- 「シンデレラ」のヒロイン。
- 母を早くに亡くし、彼女の将来を案じて再婚した父も間もなく亡くす。
- 再婚相手であるトレメイン夫人と、その連れ子である2人の姉にイジメられる。
- 夢と希望、優しい心を失わずに前向きに毎日を過ごしている。
- 手先が器用で、仲良しのネズミや小鳥たちの服も彼女の手作り。
白雪姫に続き召使のように扱われていることで家事はそつなくこなせます。
そしてやはり小鳥、ネズミ、犬とは仲が良く愛されています。
白雪姫との違いは生まれが王女ではないってことですね。
王子と結婚することでプリンセスとなります。
庶民がセレブにのし上がることを「シンデレラストーリー」と言いますが、その起源ともなるストーリーって凄いですね。
シンデレラの性格と特徴。したたかな女で性格悪い??
ディズニー公式の説明では「明るくて気品のある美しい娘」とあります。
より詳しく詳細を探るためにシーンや言動を追ってシンデレラの性格をまとめましょう!
性格・特徴1:イジメられても基本はポジティブでタフ
父親が亡くなり再婚相手とその連れ子に虐められるも「いつか夢は叶い幸せになれる」と信じています。
なので多少の愚痴はこぼしてもイジメに耐えて家事もこなします。
性格・特徴2:芯があり言いたいことは言うタイプ
継母が飼っている猫が悪さをした時など、きちんと文句を言ったり注意をします。
舞踏会の招待状が届いた時にもきちんと「自分にも出席する権利はある」と意見を述べます。
イジメられて萎縮したり、クヨクヨするわけではなくきちんと信念があるように見えます。
性格・特徴3:ネズミや小鳥、犬にはとっても優しい。
小鳥やネズミが着ている服は全てシンデレラが作ったものです。
ネズミ捕りに捕まったネズミも保護し、服を着せて可愛がります。
しかし対照的に懐かない動物(今作では猫のルシファー)には嫌味を言ったり、明らかに好意的ではない対応をしています。
性格・特徴4:少し天然で勘が悪い?
舞踏会で明らかに王子ルックスな人と城内をダンスしまくって二人のためのワルツまで演奏されていたのに帰り際に
「まだ王子様にもご挨拶してないのに…」とか言い出すシンデレラ。
いくらなんでも気づかないなんて天然なのか、勘が悪すぎます。
性格・特徴5:夢は夢、現実は現実と受け入れられる冷静さもある
ドレスも素敵に綺麗なレディへと変身し、舞踏会で夢のようなひと時を味わったシンデレラ。
現実へと戻って来たとき「素敵で素晴らしい時間だった。けどもういいの。この話はおしまい。」とすぐ冷静になります。
私なら心のどこかでまたあの妖精のお婆さんが来てワンチャンないかなとか考えますよ。
性格・特徴6:分かりやすく浮かれて人の話も聞かない時がある
王子様がガラスの靴にぴったりの足の娘がいれば花嫁にもらうと街中で話題になていると継母から聞いたシンデレラ。
もう浮かれすぎて家事もそっちのけ。
人の話も聞かず「身だしなみ整えなきゃ~。」とフワフワ自分の部屋に戻ります。
そんな分かりやすい浮かれ具合ある?ってほどにフワフワしてます。
あれでは継母にバレて当然ですね。
シンデレラの性格まとめと感想「性格が悪い。」と言われる原因は?
私としてはシンデレラは性格が悪いというより「リアルな女性に近くなった?」という印象。
前作のプリンセス「白雪姫」と比べると芯も強くて本音もよく漏らします。
これは
- シンデレラの生まれが「非王女」であること。
- 時代も変わり女性が意見できる場が増えた。
などの理由があるのかなと思います。
ただの受け身ではなくきちんと考えを主張できるシンデレラ。
これだけではとても「性格が悪い」とは言えませんよね?
もう少し探りましょう。
続編のシンデレラ2とOVAの3で印象が悪くなった?
どうやら続編のシンデレラ『シンデレラII』とOVAで製作された『シンデレラIII 戻された時計の針』で
「シンデレラ、性格悪くない?」と感じる方が多いようです。
なんでも義理姉のアナスタシアが良い子で可哀そうに思える場面があるんだとか…
そうなってくると
- てかシンデレラ。プリンセスになったら継母や義理の姉を無視して城で優雅に暮らすってどうなの?
- 本当に心優しいなら一緒に王宮で住むんじゃないの?
- そう考えれば1の頃からしたたかな女で性格悪かったかも!
みたいになるようです。
ちなみに性格が悪いと思われる他の理由もまとめると↓
- 不幸面が許せない
- 王子様が自分を探しにきた時の浮かれっぷりが嫌だ
- 玉の輿
- 謙虚さがない
- ガラスの靴が壊れた時、勝ち誇った顔で、もう一方を取り出した場面。最悪。
目の敵のような酷評です。笑
結論:シンデレラ続編を見るとシンデレラの性格が悪く感じてしまうかも?
私としてみれば継母が一番性格悪い女で、なんでそんな女と再婚したんだ父親よって思いますね。
シンデレラもそんな継母に育てられた娘たちも被害者だと思います。
そしてやはり、庶民がプリンセスに昇りつめるストーリーには多少の嫉妬も含まれるのかな~と感じます。
「辛いことを我慢すれば夢は叶ってプリンセスに。。。」
なんて現実にはあり得ないですし、シンデレラは美人だからラッキーな結果になっただけって思ってしまいますよね。
しかしながら自分がシンデレラと同じ環境にいたならと考えるともっと卑屈でネガティブな女になっていたことでしょう。
個人的には商人の娘が夢を抱き、召使のように扱われていた家から出て幸せに暮らすこのストーリーは好きですね。
持ち前の美貌と品の良さは王子様に見初められて当然でしょう。
以上!「シンデレラって本当は性格悪いしたたかな女でむかつく?ストーリーが嫌いとの評判が多いけど、どんな話だったかあらすじと最後を簡単に説明」でした!
2019年3月現在はU-NEXTという動画配信サービスが
最古の白雪姫から最新のインクレディブルファミリーまで
50本以上もの作品を配信してます
ディズニー好きならこれは本当に利用しないと損なのでぜひチェックを!
>>スマホで見れるディズニー映画の一覧はこちら