歴代プリンセス作品の中でも「ポカホンタス」を見逃している方って多いんじゃないでしょうか?
実はディズニープリンセスの中で唯一「実在した人物」なんですよ!
今回はそんなポカホンタスの作品紹介とストーリーを遡りながら性格と特徴について深堀りしたいと思います。
ちなみにお先に性格と特徴をまとめると
- 落ち着いて見えるけど実はイタズラ好きでお茶目
- 変化が好きな冒険家タイプ
- 自然と会話できるスピリチュアルパワーを持つ
- 警戒心より興味と好奇心
- 育ってきた環境に強い誇りを持つ
- 強い信念を持つプリンセスナンバー1
こんな感じに。
詳しくは是非以下をご覧くださいね~!
ポカホンタスの性格と特徴はどんな人?あらすじ・結末・最後を簡単に
「ポカホンタス」作品紹介。制作年から裏話まとめ。
- 1994年にウォルト・ディズニー・フィーチャー・アニメーションにより製作。
- 1995年より、アメリカ合衆国の一部の映画館で『ウォレスとグルミット』の短編映画『A Close Shave』との2本立てという形で上映開始された。
- ディズニーアニメーション初の実在したプリンセス。
- ディズニー映画には珍しくハッピーエンドではない作品。
実際のポカホンタスは10歳の少女で名前は「マトアカ」だった。
作品では大人な女性として描かれているポカホンタス。
実際にジョン・スミスと出会った時には10歳の少女でした。
(なので劇中のようにスミスと恋仲になることはなかった。)
そして作品名にもなっている「ポカホンタス」。
実は幼少期の彼女のあだ名で、意味は「お転婆・甘えん坊」を意味するんだそう。
実際の名前は「マトアカ」または「マトワ」。
「ポカホンタス」のストーリー・あらすじ
以下、Wikipediaから引用したものを分かりやすく区切っています。
舞台は17世紀初頭のアメリカ
ポカホンタスはインディアンのポウハタン族の娘。
旺盛な好奇心と豊かな知性に恵まれ、自然を愛し森の木々とも会話のできる彼女は、イタズラ好きのアライグマのミーコとハチドリのフリットをお供に豊かな大自然の中を自由に駆け回って暮らしていた。
村の英雄からのプロポーズに悩むポカホンタス
ある日、村の英雄であるココアムからのプロポーズを受け、父親からも結婚を勧められるが、ポカホンタスは、結婚自体が自分の人生をがんじがらめに縛り付けられることのように思えて気が進まず、結婚について悩んでいた。
植民地化を狙うイギリス人登場
すると、遠くから見たこともない大きな船がやってくるのが見えた。
その船にはポカホンタスたちの暮らす土地に金を探し求め、植民地化をしようとイギリス人がたくさん乗っていた。
イギリス人の様子を見守るポカホンタスとキャプテン・ジョン・ラトクリフ
イギリス人たちは上陸するとすぐ金を求めて土地を掘りかえし、木を切り倒し、砦を築き始めた。
ポカホンタスは見たこともない異人種の人々に興味を持ち、その様子を影から窺っていた。
そんな彼女の前に突然現れたのは、イギリスから新大陸開拓という名の「冒険」を求め、新大陸征服への野望を抱き、アメリカにやってきた恐れ知らずのキャプテン・ジョン・ラトクリフであった。
ジョン・ラトクリフは、仲間のイギリス人からは英雄として慕われていた。
ジョン・スミスとの出会いと深まる恋
上陸したジョン・ラトクリフの跡をつける彼女の前に、銃を構えたジョン・スミスが現れる。
通じるはずのない言葉を心で理解し、互いの名を告げ、運命の出逢いに一瞬にして恋に落ちた。
二人は、「心の声」を聞き、「風の色」を知り、二人は惹かれあい、生まれ育った環境や言葉の壁を越え、人目を忍び、日が落ちてから逢瀬を重ねる互いの理解を深めていった。
ポウハタン族のココアムが銃で撃たれ捕まるジョン・スミス
しかし、二人の逢瀬を計らずして目の当たりにしたココアムは、ジョン・スミスに飛びかかる。
その現場を目撃したイギリス人の青年トーマスが危険を感じココアムを撃ってしまうが、それと同時に、その場には、ポカホンタスの仲間たちもイギリスから来た人々を草むらから監視しており、ポカホンタスの仲間たちによりジョン・スミスは捕えられてしまう。
ポウハタン族vsイギリス人の戦い
このことが原因で、ポカホンタスの仲間たちとイギリス人の対立が始まった。金を狙う探検隊とインディアンの対立は激しくなるばかりで、2人は双方の争いを止めさせるために立ち上がる。
相互に敵対する関係の中、ついに戦いが始まってしまう。
ジョン・スミスを庇うポカホンタス
戦いの中、ポカホンタスの父がジョン・スミスを殺そうとしたとき、ポカホンタスはジョン・スミスの前に立ちはだかり、父を遮る。
するとポカホンタスの父は娘の行動とその意味するところの本質に理解を示し、ジョン・スミスは解放される。
暴走したジョン・ラドクリフのせいで怪我を負うジョン・スミス
そこで、皆武器を下ろし、戦いはおさまったように思われたが、それを快く思わないイギリス人探検隊の長官ジョン・ラトクリフはポカホンタスの父を撃とうとする。
これをジョン・スミスが身を以て遮って、深いケガを負った。
帰国を余儀なくされるジョン・スミスとの別れ
ジョン・スミスの命は、この場所にとどまる限り助からないため、帰国を余儀なくされる。
ジョン・スミスの帰国により愛する人と離れ離れで暮らさざるを得なくなるポカホンタスは、生まれ育った地に残るかジョン・スミスと共に生きる人生を選ぶかの選択を迫られ、彼女の父も娘の意思による選択に任せたが、ポカホンタスは生まれ育った地に残ることを選んだ。
ジョン・スミスは、イギリスに連れ戻され、ポカホンタスは生まれ育った地に残り、二人は離れ離れとなり、映画は幕を閉じる。
ポカホンタスの簡単あらすじまとめ
- ポウハタン族の首長の娘、ポカホンタス。
- 村の英雄ココアムからプロポーズされるが悩む。
- 探検家のジョン・スミスが現れ恋に落ちる。
- ポウハタン族vsイギリス人との対立になるがジョン・スミスを庇うポカホンタス
- 裏切りイギリス人キャプテンにより負傷したジョン・スミスとは離れ離れに暮らすことに。
実は違った本来の結末
作品では負傷したジョン・スミスが帰国をする際に生まれ育った地に残る選択をし、離れ離れになるお話でしたが実際のポカホンタスは大きく異なります。
まず、設定からしてだいぶ違いますが簡単にまとめます。
- そもそもポカホンタスは当時10歳でジョン・スミスとは恋仲ではない。
- イギリス人はポウハタン族を屈服させるために人質を取っていた。
- 対するポウハタン族も恩を仇で返す白人に怒り人質を取る。
- 人質に取られた白人を取り戻す交渉材料としてポカホンタスも人質に。
- 人質になっていたポカホンタスに目を付けたのが白人ジョン・ロルフ。
- 後にポカホンタスとジョン・ロルフは結婚。(ポカホンタス19歳頃)
- 結婚の2年後、ポカホンタスと夫ロルフはイギリスに連れて行かれマーケティング材料に。
- またヴァージニアに戻る際の船旅の途中でポカホンタスは病気になり死去。(23歳前後)
つまり、ポカホンタスは人質に囚われていて、タバコ会社を設立したジョン・ロルフに目を付けられ結婚。
後に無理矢理マーケティング材料の為にイギリスに連れて行かれる。
ヴァージニアに戻る船旅の途中で23歳にして死去。
これが実際のポカホンタスだったそうな。。
ディズニーによってかなり美談へと生まれ変わっていますね。
ポカホンタスのプロフィール
- ポカホンタスのヒロイン。
- アメリカ先住民族パウワタン(ポウハタン)族の娘。
- 村の英雄にプロポーズされるも結婚に縛られたくないために悩む。
- 父親は結婚し落ち着いた暮らしをして欲しいと願っている。
- アライグマのミーコとハチドリのフリットが相棒。
- 森の木々とも会話ができる。
周囲に勧められる結婚に疑問を持ち、自由を望むところは前作のプリンセス「ジャスミン」にも似ていますね。
※ジャスミンの記事はコチラ↓
しかし、最終的に結ばれることはない恋に切なさとポカホンタスの意志の強さを感じます。
ポカホンタスの性格と特徴
ポカホンタスの性格と特徴について。
公式サイトでは
「好奇心に溢れ、動物や柳の木の精霊と心を通わすことが出来る感性をもつ。」
「風のように気ままなところがあり、自由に生きたいと思っている。」
と説明されています。
好奇心に溢れ自由を望むプリンセスってところは現代の女性像に近づいてる感じがしますね~。
その他、ポカホンタスならではの個性を探ります!
性格・特徴1:落ち着いて見えて実はイタズラ心もありお茶目。
見た目と雰囲気がだいぶい大人な女性に見えますが、実はイタズラ心のあるお茶目な少女の一面もあるんです。
物語序盤のポカホンタス登場シーン。
高い崖の上に立ち風を感じていると、友人のナコマが船でポカホンタスの父が村に戻って来たことを伝えます。
それを聞いたポカホンタス。高い崖の上から躊躇なく川へとダイブ。
そして川に入ったまま顔を出さず・・・
心配したナコマがポカホンタスを呼ぶと、船ごとひっくり返しナコマをからかいます。
呆れたナコマに「こんなバカなこと子供だってしないわよ!」と言われると、さらに口に含んだ水をナコマの顔めがけて吹きます。
落ち着いた印象だったけど意外に子供っぽい所あったんですよね。
性格・特徴2:決まった道より変化が好きな冒険家タイプ。
真面目で村で英雄と言われるココアムとの結婚に乗り切れず、新しいことや刺激を求めるポカホンタス。
自分の幸せは「決められた結婚ではない何か」だと思っています。
まさに保守的とは真逆の「革新的で進歩的」なタイプでしょう。
性格・特徴3:柳の木や風の声が聞こえるスピリチュアルパワーを持つ。
ポカホンタス特有の特徴でもありますね。
過去のプリンセスでは動物と会話することは出来ましたが(シンデレラなど)、木や風と会話できたのは初めてでしょう。
まさに自然に愛されるプリンセスです。
性格・特徴4:警戒心より興味と好奇心。
初めて見る白人に興味を持ち尾行。
気づかれると一度逃げ出すものの「待って!」と呼び止められるとちゃんと止まり、手を差し伸べられると手を置き心を許します。
もはや警戒心より興味と好奇心のが勝っています。
新しいものへのワクワクと期待も感じられますね。
性格・特徴5:育ってきた環境に強い誇りを持っている。
ジョン・スミスがポカホンタスの育ってきた村を「住みやすい街に開拓して文明を教えてあげる!」と言うと
「住みやすい街?ここの生活は十分素晴らしいのに。何も知らないと思ってるなんてバカなこと言わないで。」とばかりに歌で伝えます。
間違っても流されやすい女子のように
「ここの生活退屈してたんだよね~。何?文明?素敵!早くこの村に変化をもたらして!」とは言いません。
自然の素晴らしさとそこで暮らす人々に誇りを持っていることが分かります。
常に変化を求める冒険家タイプだと思っていましたが、開拓と文明に関してはNGだったんですね。
性格・特徴6:恋しても流されない。強い信念を持つプリンセスナンバー1。
ポカホンタスの物語が唯一ハッピーエンドで終わっていない理由として、ポカホンタスの信念の強さがあります。
その他、恋をするディズニープリンセスなら王子様と結ばれることが基本のハッピーエンドとなっていますよね。
しかし、ポカホンタスは好きな人と別れても、育ってきた村や自然を捨てることはありませんでした。
ジョン・スミスと離れない為にイギリスに行くのではなく、村で生き続けることが彼女の信念であり幸せに生きる道だと考えたのでしょう。
恋愛真っただ中でこの決断は決して簡単なものではないですよね。
ちょっと切なくもありますが、とてもカッコよく美しい決断だと感じます。
結論:実在したプリンセス「ポカホンタス」は愛よりも信念を貫く意志の強いプリンセスだった。
どこかジブリの「もののけ姫」にも通じるところがありますよね~。
自然を愛し、自然と共存することが素晴らしいと考えるプリンセス。
最終的に好きな相手と離れ離れに暮らすことを選択する意志の強さも、もののけ姫の「サン」と似ています。
実はディズニー関係者の多くが「ポカホンタス」が看板作品になることを今でも望んでいるんだそうです。
好きな人と結ばれることが全ての女性のハッピーエンドではない。
女性の様々な幸せの定義や選択肢があることを表す素晴らしい作品ですもんね。
しかし、初期のディズニー作品とは違いテーマが小さい子に分かりずらかったのが「美女と野獣」ほどにヒットしなかった原因だそう。
これは是非とも大人の方に観て頂きたい作品!
改めてポカホンタスファンになりました!
以上「実在したプリンセス「ポカホンタス」の性格と特徴はどんな人?あらすじ・結末・最後を簡単に」でした!
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